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Y's Wise English!!

上品な英語を学べる本

2020年2月11日

本日ご紹介させていただく本はバラック・オバマ氏の奥様、ミッシェル氏の著作で、彼女の自伝「Becoming(マイストーリー)です。

非常にシンプルで簡単な表現が多く、英語を学んでいる方にはもってこいの本ではないでしょうか。

また、学ぶことも多い内容となっています。

この本を読むと、なぜミッシェル氏の評価が高かったのかがよくわかります。

ミシェル氏がアメリカの国民から高く評価された理由は、おそらく「普通」であり、バラック氏が大統領になってからも、「普通」であり市民感覚を失わなかったからではないかと思います。

ミシェル氏の幼少期からオバマ氏の任期終了によってホワイトハウスを去る日までを綴ったのが本書の内容です。

回顧録のように、ミシェル氏自身の心に残っていることが、綴られています。

幼少期のピアノレッスンやピアノ発表会の本番で用意されたピアノが綺麗すぎて、弾きはじめることができなかったこと。

幼少期は特に人種など気にすることなく、いろいろな人と遊んでいたこと。

幼稚園で「White」と発音することができず、悔しい経験をした思い、

人種を意識せずに遊んでいたにもかかわらず、ある日突然「黒人のくせになんで、白人のような話かたをするの?」と言われたこと。

高校時代にプリンストン大学を志望し、高校のカウンセラーには「無理だ」と言われたものの、「絶対に行ってやる」と思い、プリンストン大学に入学したこと。

プリンストン大学時代に、職員のための保育をボランティアではじめたこと。

バラック氏との出会い。

父親の死。

バラック氏とのケニア訪問。

バラック氏のイリノイ州上院議員への選出。

オバマ氏が大統領候補になった時には、オバマ氏のような良い人には政治は向いていないと思った感情。

ホワイトハウスでの生活。

このようなことが、彼女の当時の気持ちと一緒に綴られています。

印象に残ったのは、大統領夫人になってホワイトハウスで暮らすまでの彼女の人生は、いたって普通だったということです。

大学を卒業して、自分の人生に悩み、何をしたいのかよくわからず、司法試験を受けるが不合格となり、オバマ氏と結婚して子どもができてからも、子育てのストレスに悩まされカウンセリングを受けたりと、決して強い人間ではなく、いたって普通で、当たり前なのかもしれませんが、我々と同じように悩んで、挫折して生きてきた人だということがよくわかりました。

最後には、アメリカという国に対する彼女自身の思いが書かれています。

この本を読むと、ミシェル氏がとてつもなく優しい人である、ということがわかります。

特に裕福な家庭で育ったわけでもないミシェル氏であり、はたから見ればオバマ氏と結婚して、大統領夫人になったというシンデレラストーリーにも見えますが、ホワイトハウスで暮らすようになってからも、本人はずっとお姫様になるよりも、一般市民(といってもアメリカの場合は相当な多様性がありますが)としての生活、むしろ出来る限り市民や周辺の人々に迷惑をかけないような質素な生活を送ろうとしていたようです。

それでは、以下、本書から心に残った部分です。

・My father, Fraser taught me to work hard, laugh often, and keep my word.

私の父、フレイザーからは、めいいっぱいの努力をすること、頻繁に笑うこと、そして約束を守ることを教えられました。

・Now that I'm an adult, I realize that kids know at a very young age when they're being devalued, when adults aren't invested enough to help them learn. Their anger over it can manifest itself as unruliness. It's hardly their fault. They aren't "bad kids." They're just trying to survive bad circumstances.

今大人になって、子どもたちは結構早い段階から大人が十分に教育に投資しなかったために、自分が優秀ではなくなってしまった、ということを自覚している、ということに気がつきました。その怒りは非行として現れます。これは、彼らのせいではないのです。彼らは悪い子どもでもありません。彼らは、単純に悪い状況を生き抜こうとしているだけなのです。

Her goal was to push us out into the world. “I’m not raising babies,” she’d tell us. “I’m raising adults.” She and my dad offered guidelines rather than rules. It meant that as teenagers we’d never have a curfew. Instead, they’d ask, “What’s a reasonable time for you to be home?” and then trust us to stick to our word.

彼女(母親)の目的は私たちを社会に出させることでした。彼女は「私は赤ん坊を育てているわけではないのよ」「私は大人を育てているのよ」ということでしょう。母親と父親はルールよりもガイドラインを私たちに提示していました。例えば、10代にして門限というものはなく、彼らは「何時に帰ってくることが適切だと思う?」と聞き、あとは我々が自分の言ったことを守るということを信じていただけでした。

The noise doesn’t go away, but the most successful people I know have figured out how to live with it, to lean on the people who believe in them, and to push onward with their goals.

雑音は消えません。でも私が知っている成功者の人々は、その雑音に付き合う方法、自分を信じてくれる人に頼る方法、そして自分自身の目標に向かって突き進む方法を考え出したのです。

Becoming is never giving up on the idea that there’s more growing to be done.

何者かになるかとということは、まだまだ成長しなければいけないという考え方を捨てないことです。

I have to say, finally: Let’s invite one another in. Maybe then we can begin to fear less, to make fewer wrong assumptions, to let go of the biases and stereotypes that unnecessarily divide us.

最後に言わなければいけないことは、みんなお互いに受け入れましょう、ということです。そうすれば、私たちは恐れずに済むでしょうし、間違った推測をしたり、我々を意味なく分裂させてしまうようなステレオタイプや偏見から解き放たられることでしょう。

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