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グレタ・トゥーンベリ講演@ダボス会議2020

2020年1月23日

一昨日になりますでしょうか。

2020年1月21日。ノーベル平和賞の候補にもなっていた、北欧の気候活動家、グレタ・トゥーンベリ氏が、世界経済フォーラム(ダボス会議)にて講演を行いました。

彼女のスピーチがニューヨークタイムズに掲載されていたので、全訳してみました。

翻訳間違いがあるかと思うので、英文もそのまま残しております。

何かの参考になれば、幸いです。

2020年1月21日 グレタ・トゥーンベリ講演 世界経済フォーラム

One year ago I came to Davos and told you that our house is on fire.
一年前、私がダボスに来たとき、私たちの家が燃えているというお話しをしました。

I said I wanted you to panic.
私は、あなたたちをパニックに陥れたかったとも言いました。

I’ve been warned that telling people to panic about the climate crisis is a very dangerous thing to do.
その後、気候問題について人々をパニックに陥れるという話は、危険であるという注意も受けてきました。

But don’t worry.
でも、安心してください。

It’s fine.
何も問題はありません。

Trust me, I’ve done this before and I can assure you it doesn’t
lead to anything.
信じてください。過去にも同じようなことをやったことがあります。でも何も起こらないと私は確信しています。

And, for the record, when we children tell you to panic we’re not telling you to go on like before.
そして、記録のために言っておきますと、子どもたちがパニックになれと言った時に、私たちは以前と同じようにしろ、と言っているわけではないのです。

We’re not telling you to rely on technologies that don’t even exist today at scale and that science says perhaps never will.
私たちは、今現在、存在していない技術、科学的にも未来永劫に存在しないような技術に頼れと言っているわけではありません。

We are not telling you to keep talking about reaching “net zero emissions” or “carbon neutrality” by cheating and fiddling around with numbers.
私たちはズルをしたり、数字をチマチマといじった「ネット・ゼロ・エミッション」や「カーボンニュートラル」の話を続けてください、と言っているわけではありません、

We are not telling you to “offset your emissions” by just paying someone else to plant trees in places like Africa while at the same time forests like the Amazon are being slaughtered at an infinitely higher rate.
私たちは、格段に早いペースでアマゾンの森林が虐殺されているときに、誰か別の人にお金を払ってアフリカなどに木を植えて「エミッションのオフセット」を行なってください、と言っているわけでもありません、

Planting trees is good, of course, but it’s nowhere near enough of what is needed and it cannot replace real mitigation and rewilding nature.
木を植えることはもちろん大切です。でも、十分には植えられていません。減少した分を補うことはできませんし、自然を原生に戻すことはできません。

Let’s be clear.
はっきり言いましょう。

We don’t need a “low carbon economy.”
私たちに「低炭素経済」など必要ありません。

We don’t need to “lower emissions.”
私たちに「排出低減」など必要ありません。

Our emissions have to stop if we are to have a chance to stay below the 1.5-degree target.
1.5度以下で生活するためには、私たちは排出をやめなければいけません。

And, until we have the technologies that at scale can put our emissions to minus, then we must forget about net zero. We need real zero.
そして、技術によって私たちの排出がマイナスになる時まで、ネットゼロなど忘れてしまって、本当のゼロを目指すべきです。

Because distant net zero emission targets will mean absolutely nothing if we just continue to ignore the carbon dioxide budget — that applies for today, not distant future dates.
なぜなら、現在採用されている二酸化炭素予算を私たちがこのまま無視する限り、まだまだ先だと考えられているネットゼロ排出は近いうちにまったく意味のないものになるからです。

If high emissions continue like now even for a few years, that remaining budget will soon be completely used up.
もしも、高い排出量があとほんの数年続けられるだけでも、残っている予算はすぐに使い果してしまいます。

The fact that the U.S.A. is leaving the Paris accord seems to outrage and worry everyone, and it should.
アメリカ合衆国がパリ協定から脱退するという事実は、腹立たしく、みなさんを不安にさせますが、そういう気持ちになるべきです。

But the fact that we’re all about to fail the commitments you signed up for in the Paris Agreement doesn’t seem to bother the people in power even the least.
しかし、パリ協定にてみなさんが署名して約束したことができないという事実は、権力を持っている人々にはこれっぽっちも気にならないことなのです。

Any plan or policy of yours that doesn’t include radical emission cuts at the source, starting today, is completely insufficient for meeting the 1.5-degree or well-below-2-degrees commitments of the Paris Agreement.
今日からはじまる、抜本的な排出源における排出量削減を含まないあなたたちの計画や政策は、1.5度またはパリ協定で合意したもっと下の2度を達成させるにはまったく不十分です。

And again, this is not about right or left. We couldn’t care less about your party politics.
もう一度言いますが、右とか左とかいう問題ではありません。私たちには、あなたたちの政党政治なんてどうでもいいのです。

From a sustainability perspective, the right, the left as well as the center have all failed.
持続可能という視点から考えれば、右も左も、真ん中も、みんな失敗しているのです。

No political ideology or economic structure has been able to tackle the climate and environmental emergency and create a cohesive and sustainable world.
気候や環境の緊急事態に正面からぶつかって、まとまった持続可能な世界を創造しようとする政治的イデオロギーや経済構造などこれまでありませんでした。

Because that world, in case you haven’t noticed, is currently on fire.
なぜなら、世界は、あなたたちが気がついていないかもしれないので言いますが、世界は、今燃えているのです。

You say children shouldn’t worry.
あなたたちは、子どもたちは心配する必要ない、と言います。

You say: “Just leave this to us. We will fix this, we promise we won’t let you down. Don’t be so pessimistic.”
あなたたちは、「我々に任せてくれ。私たちが修正します。あなたたちを失望させないと約束します。そんな悲観的にならないでください」と。

And then, nothing. Silence.
その後、何もありません。静寂です。

Or something worse than silence.
静寂よりも悪い状態です。

Empty words and promises which give the impression that sufficient action is being taken.
十分な対応が行われていると印象づけるような意味のない言葉と約束ばかり。

All the solutions are obviously not available within today’s societies.
すべての解決策は、明らかに、現在の社会では入手不可能です。

Nor do we have the time to wait for new technological solutions to become available to start drastically reducing our emissions.
または、劇的に排出量を減少させる技術的な解決方法が可能になるまで、待っている時間などないのです。

So, of course the transition isn’t going to be easy. It will be hard. And unless we start facing this now together, with all cards on the table, we won’t be able to solve this in time.
もちろん、変革は簡単なことではありません。難しいことです。テーブルに広げられた全てのカードを使って、私たちが一緒になってこの問題に取り組まない限り、時間制限内にこの問題を解決することはできないでしょう。

In the days running up to the 50th anniversary of the World Economic Forum, I joined a group of climate activists demanding that you, the world’s most powerful and influential business and political leaders, begin to take the action needed.
世界経済フォーラム50周年に向けて、私は気候活動家のグループに加わりました。彼らは世界で一番力があり、影響力のある経済界、政界のリーダーたちに、必要な行動を起こすことを求めています。

We demand at this year’s World Economic Forum, participants from all companies, banks, institutions and governments:
私たちは、今年のこの世界経済フォーラムにて、企業、銀行、研究所、政府から参加しているすべての参加者に求めます。

Immediately halt all investments in fossil fuel exploration and extraction.
すぐに化石燃料の搾取・抽出に対する投資をやめること。

Immediately end all fossil fuel subsidies.
すぐにすべての化石燃料に関わる助成金をやめること。

And immediately and completely divest from fossil fuels.
そして、すぐに化石燃料への投資を完全に引き上げること。

We don’t want these things done by 2050, 2030 or even 2021. We want this done now.
私たちは2050年までにそれらを行なって欲しいわけではありません。2030年、いや、2021年までに行なってください。今すぐにやって欲しいのです。

It may seem like we’re asking for a lot.
私たちが、とてつもなくたくさんのことをお願いしているように思えることでしょう。

And you will of course say that we are naïve.
そして、もちろん、あなたたちは、私たちのことをナイーブであるということでしょう。

But this is just the very minimum amount of effort that is needed to start the rapid sustainable transition.
しかし、これは持続可能な道へと素早く切り替えるための最低限の努力でしかありません。

So either you do this or you’re going to have to explain to your children why you are giving up on the 1.5-degree target.
ですので、あなたたちはこれを実行するのか、それともあなたたちの子どもたちに1.5度の目標をなぜあきらめたのかを説明するかのどちらかしかないのです。

Giving up without even trying.
何も挑戦せずに諦める。

Well I’m here to tell you that, unlike you, my generation will not give up without a fight.
あなたたちとは違い、私たちの世代は戦わずして諦めることなどしません。

The facts are clear, but they’re still too uncomfortable for you to address.
事実は明白なのです。でもその事実を表明することは、あなたたちにとっては未だに、心地いいものではないのです。

You just leave it because you think it’s too depressing and people will give up.
この事実を放置しているのは、この事実が重苦しすぎて、人々を諦めさせてしまうと考えているからです。

But people will not give up. You are the ones who are giving up.
でも、人々が諦めることなどありません。あなたたちが諦めようとしているだけです。

Last week I met with Polish coal miners who lost their jobs because their mine was closed.
先週、炭鉱が閉じられたために仕事をなくしたというポーランド人の鉱夫にお会いいたしました。

And even they had not given up.
彼らでさえ諦めてはいませんでした。

On the contrary, they seem to understand the fact that we need to change more than you do.
逆に、彼らはあなたたち以上に、変革が必要だという事実を理解していました。

I wonder, what will you tell your children was the reason to fail and leave them facing a climate chaos that you knowingly brought upon them?
失敗して、気候問題を知っていながらも、問題を残したことを、あなたたちが子供たちにどのように説明するのか、私にはわかりません。

That it seemed so bad for the economy that we decided to resign the idea of securing future living conditions without even trying?
経済の方が大切だから、何も挑戦することなく、未来の生活環境を保証することを諦めた、とでもいうのでしょうか?

Our house is still on fire.
私たちの家はまだ燃えているのです。

Your inaction is fueling the flames by the hour.
あなたたちの怠惰は、時間ごとに炎に油を注ぎ続けているのです。

And we are telling you to act as if you loved your children above all else.
もしも、何にも増して、あなたたちの子供を愛しているのであれば、行動を起こしてください。

Thank you.
ありがとうございました。

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